令和最初の直木賞候補が全て女性と言うニュースが飛び込んできました。同じ女性として、嬉しいですよね。でもこの手のニュースを聞くたびに思うのが、直木賞と芥川賞の違いです。なんとなく違う観点から審査されているのだろうなとは思うのですが、同じように発表されるのでついつい混同しがちです。そこで、直木賞と芥川賞の違いを紹介していきます。
直木賞と芥川賞の違いが分からない
そもそもれぞれぞれの特徴を紹介
直木賞とは?
直木賞は、直木三十五賞と言うのが正式名称のようです。直木三十五という人は実際にいて、文藝春秋社社長の菊池寛と仲が良かったので、このような名前が付いたそうです。元々は、まだキャリアの浅い人が対象だったようですが、今はベテランも受賞しています。
芥川賞とは?
芥川賞とは、人間失格などでお馴染みの芥川龍之介を記念した賞です。純文学の新人に与えられるという特徴があります。純文学って何?という気持ちになりますが、wikiによると純文学とは芸術性に重きを置いている作品だそうです。ただ昔に比べて全く娯楽の要素が無い小説と言うのも珍しいので、なかなかすみわけも難しいと言えるでしょう。
直木賞と芥川賞の共通点
①同じ時期&同じ人物に設置された
両方の賞は同じ時期に菊池寛が作りました。そのため共通点が多いことも納得です。
②選考委員が決める
2つの賞とも選考委員が決めるという点がポイントです。世間の声などを気にした賞が増えてきている中で、直木賞も芥川賞もプロが見て優秀な作品と言う点が魅力的と言えます。
③賞金が同じ
どちらの賞もゲットできれば、懐中時計と100万円が貰えます。あまり多いとは思わない金額ですが、その後の名誉が待っています。
直木賞と芥川賞の違う点
①対象となる作品が違う
直木賞はいわゆる娯楽要素もある大衆作品が定番です。しかし、芥川賞は純文学が対象となっています。ただ素人にはなかなかすみわけって難しいですよね。
②掲載される雑誌が違う
直木賞は、『オール讀物』、芥川賞は『文藝春秋』に掲載されます。違いが分からないという場合は、読み比べてみることも良いでしょう。
③対象となる人が違う
直木賞はベテラン、芥川賞は新人と言うすみわけが出来ています。
直木賞と芥川賞をとるにはどうしたらいい?
なかなか素人から賞を取ると言うのは、難しいです。しかし、夢はでっかくということで自分なりに考えてみました。
まずは、誰しもが新人です。ということは、純文学の芥川賞から狙っていくと良いでしょう。直木賞はある程度のベテランでないと受賞が困難である可能性大です。まずは書き始めるところからスタートしましょう。
直木賞と芥川賞の違いまとめ
似ているように感じていましたが、それぞれの賞には違いがあります。誰が受賞するのか楽しみに待ちつつ、自分なりの夢を掲げてみることもおすすめです。
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