3月7日に放送されていたEテレ「ろんぶ〜ん #15「幽霊」の中で、心霊写真を学術的に考えるという回が紹介されていました。実際にガチの心霊写真はとても怖いですが、トリックを用いて作成する方法があれば知りたいなと思う人も多いはず。ここでは、テレビで紹介されいた方法をまとめてみました。
Eテレ「ろんぶ〜ん #15「幽霊」で紹介されていた心霊写真のトリックのある作成方法とは?
この方法は、物理が大好きという熊本県立宇土高校の科学部物理班が6年半かけて研究した論文で紹介されていたトリックを使った心霊写真を作成する方法です。アメリカで開催された科学コンクールでも入賞した論文のようで、タイトルもかなり難しいです。「副実像の写像公式化の研究」というタイトルでした。ただ、全ての心霊写真がこの方法で撮影されているわけではないと番組でも紹介されていました。
スマホでトリックのある心霊写真を作る方法とは?
①暗い場所で撮影する
スタジオでも照明を消して真っ暗にしていました。
③一部分にだけ光を当てる
番組では、懐中電灯のようなものを使って下から顔を映し出していました。
③スマホで撮影するだけでOK
番組では、向かって左がアキラ100%さんが懐中電灯を当てていて、奥に田村淳さんと小島瑠璃子さんが並んで立っていました。そうするとアキラ100%さんの顔が反対になって心霊写真のように写っていました。
この心霊写真のトリックとは?
高校生の科学研究の世界大会 #IntelISEF 2018に日本代表として出場し入賞した、熊本県立宇土高校のメンバーが、明日3/7(木)23:00~ NHK Eテレ「ろんぶ~ん」に出演します!心霊写真のでき方!?#ろんぶ~ん #nhketv https://t.co/fMDkkDJnvq
— 日本サイエンスサービス(NSS) (@npo_nss) 2019年3月6日
電球を撮影すると。光が上下さかさまに映ります。中学の理科でも、「実像」という名前で習っているそうです。実は、理科ではレンズに出来る実像は1つと習っています。しかし、熊本県立宇土高校の科学部物理班は、電球側からレンズを覗いた時に実像ともう1つ逆さまに見えるレンズの前と後ろに小さな実像が出来ることを発見し、副実像と名付けました。この副実像がはっきり見えたことで、心霊写真のような写真を作りたしました。番組では、公式なども紹介されていましたが難しいので割愛します。(笑)でも、この公式も高校生が作り出したというから驚きです。
人間の目には副実像は見えない
では、心霊が見えるのは副実像の影響?と思ってさらにこの科学物理班のメンバーが調べたそうです。残念ながら、人間には見えないそうです。しかし、オオスズメバチは、副実像が見えているそうです。虫は、単眼という部分で副実像から太陽を見ていると推測されるそうです。これは、高校の教科書にも載るくらいの大発見でした。
心霊写真をトリックで撮影してみよう!
心霊写真がトリックで撮影出来ることを初めて知ったのですが、さらにそのことを発見したのが日本の高校生ということに驚きました。怖い心霊写真は苦手ですが、物理で楽しく撮影してみると良いですね。
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